子どもたちの笑い声が…、子どもたちの歌声が…、今日も楽しく長森の森に響きます。

幼稚園のご案内

いのちの樹

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この幼稚園の前身である上楽幼稚園は昭和31年にできました。
そのときものの いのちを たいせつに
ということが教育の目標として掲げられました。


 この頃日本は貧しい国でした。それは皆さんが生まれる遙か前のことです。その後日本はめざましい成長を遂げました。それとともに日本の社会も大きく変わりました。高度成長社会は高度消費社会をもたらしました。使い捨て社会の到来です。それはとても便利な社会で、人々は皆それに魅了されてしまいました。

ところが次第にその悪い側面が現れてきました。ゴミが社会に溢れ出すようになりました。周りの自然が少なくなりました。子どもたちの犯罪がふえてきました。社会の人間関係も稀薄になりました。

なぜでしょうか?

消費社会・使い捨て社会は、すべてのものは取り替えがきくという考え方に基づいています。使い終われば、もうそのものには用がないのです。これはそれまで私たちが大切にしてきた「どんな小さなものにもそれぞれ固有のいのちがあって、それを大切に使い切らなければそのいのちに対して申し訳がない」という考え方を覆すものでした。でもあまりに便利であったので、私たちはいつの間にか使い捨てに慣れてしまったのです。

「使い捨て」という考え方はしかし、人のこころを荒廃させました。人のひとりひとりがかけがえのないものだという考え方が失われて、家庭や地域での人間関係が危うくなりました。子どもたちは使い捨てを当たり前のことだと思っています。物が壊れれば買い換えれば良いと親が考えていれば、子どもがそう考えるのは当たり前です。私たちは豊かさの中で、本当の豊かさを見失ったのではないでしょうか。

いま「こころの教育」ということが叫ばれています。

学級崩壊や少年犯罪の急増など、子どもたちのこころに何か悪いことが起こっています。子どもたちを救わなければならないという思いがこのスローガンに結実しました。しかし言い得てなし難いのがこころの教育です。はたして「こころ」とは、「こころを育てる」とはどういうことでしょうか。

「こころを育てる」とは「もののいのちをたいせつに」するこころを 育てることであると、私どもは考えます。

それは消費社会・使い捨て社会が示す物とは反対のものです。またそれは社会の動きに逆行するものではなく、先行するものです。循環型社会、環境に優しい社会が未来の社会であるといわれますが、こころの問題としてとらえられるならば、それは「もののいのちをたいせつに」することなのです。

たとえば私たちが日々の生活の中でリサイクルに心がけ、ゴミを出さないように心がけ、そのこころをお子さまに伝えるとしたならば、それが「もののいのちをたいせつに」することを教えることなのです。親御さんのちょっとした心がけがお子さまのこころを育てるのです。

わたしどもは園創設の時から「もののいのちをたいせつに」することを教育目標の一つに掲げてまいりました。そして今もまたこれからもその実践に努めていくことを自らこころに銘じています。

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