学校法人上楽学園|ながもり幼稚園・ながもり第二幼稚園・太陽の子幼稚舎・みらいの森保育園

ブログ-森のかがやき-

森の自然あそび

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葉っぱや土を使って新しいあそびを教えてもらう自然あそびの日、
残念ながらお天気は雨。室内で行うことになりました。

でも、雨の日って、葉っぱが綺麗に見える気がします。
幼稚園のお山(裏山を遊歩道にしています)でとっておいたたくさんの葉っぱを
ふくちゃん先生 と みみちゃん先生がシートの上にどんどん出していくと、
園児たちも心が湧き立つのか、口々に歓声があがります。

さて、シートいっぱいに並べられた葉っぱを前に、
ふくちゃん先生から出されたお題は[ギザギザ葉っぱ]
たくさんの中から「これぞギザギザ葉っぱだ!」と思う一枚を探し出します。
探し出した後は全員で
『はっぱっぱ!!』の掛け声でジャンケンのように出し
「あ、おんなじやつや〜!」「色がちが−う!」
と嬉しそうに見せ合います。


そして2つ目のお題は[ツルツル葉っぱ]
今度は かたち ではなく、感触の違いで葉っぱを見つけます。
そしてまた「これぞツルツル葉っぱだ!」と思う一枚を探し出します。
ツルツルの葉っぱって嬉しいですよね。
愛しそうにツルツルと触る園児たち。
自慢のツルツル葉っぱを友達に触って欲しそうにしている子もいます。

3つ目のお題は[何に見えるかなの葉っぱ]
雲がいろんな形に見えるように、葉っぱもそれぞれみんないろんなものに見えるようです。
「バナナ!」「これはお魚!」「木の形」「先生のお顔!」
などなど、
『はっぱっぱ!』の掛け声で見せ合う園児たちからは、どんどんとお話が溢れ出してきました。

最後はお絵かきです。

目の前には一枚の傘の塗り絵と葉っぱがどっさり。
クレヨンも、色鉛筆もありません。

「この葉っぱを使って、お絵かきをしますよ」
という先生の言葉に、一瞬、ぽかんとなる園児の前で
先生が傘の絵に葉っぱをゴシゴシ。すると、淡い色がつきました。

さっそく自分の紙に葉っぱをこすっていきますが、
優しく優しく撫でている子は「色がつかなーい…」とさみしそう。
鉛筆のように葉っぱの軸をこする子もいますがなかなか色がつきません。

そのうち、力っぱいゴシゴシする子が出てきました。
「くしゃくしゃにしたらできたよー」「傘がみどり色になった!」「黄色もあるー!」
たくさん色がつく葉っぱ、色が出にくい葉っぱ、いろいろ違いもあるみたい。
葉っぱをお互いに交換しながらどんどんお絵かきをしました。

使用後の葉っぱや余った葉っぱは、のちに土に還すために、集めました。


この後、園では、
いろんな葉っぱを拾っては観察する姿を見かけます。

自然物で楽しい遊びを体験することで、
それが自然に興味を持つきっかけになり、
いつか、楽しい ことと 自然の不思議さ に興味を持つようになってくれたら嬉しいなと思います。

ぎふ木育推進員の福島先生、三浦先生、
卒園児のお父様で陶芸家の大野先生、
ありがとうございました!

晴れた日に園庭から空を見上げたら、
葉っぱの中からお日様がこんにちは。していました。

私たち上楽学園は
子育てを応援しています